「多胎家庭を地域でサポート!子育て支援者研修会」報告(大分県豊後高田市)2016.1.15

平成28年1月15日(金曜)、大分県豊後高田市にある健康交流センター花いろ研修室にて、平成27年度「多胎家庭の孤立予防のための連携型新事業」、多胎家庭を地域でサポート!子育て支援者研修会を開催しました。(支援者12名、双子ママ3名)

後高田市は、人口約2万4000人、年間出生数は約150、多胎児の出産は年間1~2組です。今回の研修では、多胎児が少ない地域でどのように保護者の気持ちに寄り添うかをテーマとしました。

まず、最初に公益財団法人キリン福祉財団の鎌田興憲さんよりご挨拶頂き、地域の中で福祉の谷間に置かれがちな多胎児や障害児、「ボランティア」として地域社会を支える人々の活動を支援しているという熱い思いを伝えて頂きました。
DSC_2251

参加者全員の自己紹介の後、講師の田中より多胎の妊娠・出産・育児について、時折参加者の双子ママ3名に質問しながら進行しました。
DSC_2253
参加者は、広場などで子育て支援に携わっている方々が多かった為、多胎育児の大変さ(交互に泣く、眠れない、外出困難等)の理解は既にあったのですが、妊娠中の過酷さ、多胎妊娠には安定期がないこと、張りとめの服薬、絶対安静、突然の入院や出産、少し早く小さく生まれること等、実際に双子ママが体験したことを聴くことで、妊娠中からの切れ目ない支援の必要性が伝わったようです。

グループワークでは、久留米市で村井がやっている双子サークルの例を出しながら、つながる、情報、手助けをテーマに、各グループで実際にこの地域でできる多胎支援について語り合いました。
DSC_2260
各グループに双子ママが1名ずつ入っていた為、支援者側も質問しやすく、どんな手助けが必要であるかを知ることができたように感じます。

多胎児の出生が少ない地域では、支援者の当事者性が重要なキーワードになります。まずできることは、声を優しくかけること、相手の目を見ながら、心を傾けて懸命に聴くこと。
そして必要な情報を伝えることであるということが確認できました。

今回の研修を通じて、当事者のニーズにいかに支援者が寄り添うことができるかを改めて学ぶ機会が提供できたと思います。
「多胎家庭にやさしい社会は、すべての人に優しい」、地域の中で多胎家庭が孤立しないように、人とひと、社会資源をうまくつなぐことができる支援者を今後も全国に増やしていきたいと思います。

by 村井麻木:JAMBA理事