2022/09/01本年度の第1回「子育て支援者講座」を開催

 日本多胎支援協会は8月27日、本年度の第1回「子育て支援者研修会」をオンラインで開催しまし
た。ふたごの母親でもある保育園長、病院勤務の助産師、ふたごの祖母である子育て支援者の計3名が
参加し、当協会の3名が講師を務めました。
 最初に、ふたごを育てるママの体験談をまとめたDVDを視聴。続いて、「ひろばの中のできごと」
というワークショップを実施しました。イラストを見ながら、ひろばに乳児期の双子の赤ちゃんを一人
で連れてきたママの気持ち、ふたごの子どもの気持ち、他に遊びに来ている親子の気持ちをそれぞれの
立場になって検討し、自分自身がこのような場面に自分が遭遇した時、支援者としてどんな声かけや手
伝いができるかを考えました。
 
 最後に「私ができる多胎支援」というテーマで、参加者が自身のフィールドでこれからやってみたい
多胎支援を提案し、話し合いました。
 「サポートする仲間や職場の理解者をコツコツ増やし、妊娠中からつながれる仕組みの構築を目指す
」「認定こども園の園庭開放に多胎の日などを設けて多胎の保護者が外にでる仕組みづくりをしたい
」「多胎育児のことが少しでも分かる人を増やしたい」といった意気込みが聞かれました。
 
 太田ひろみ理事は「多胎家庭支援といっても必要な支援はそれぞれに違うため、支援者側は、その方
やその家族に適したサポートが利用できるように、地域の社会資源の情報収集を行い、スキルアップに
努めてほしい」とアドバイスしました。多胎家庭が地域から孤立しない仕組みづくりこそが大事である
と再認識する時間となりました。
 
 「子育て支援者講座」は、11月27日(日)と、来年2月26日(日)にも開催予定です。詳しく
は、日本多胎支援協会HP「支援者研修講座のページをご覧ください。
https://jamba.or.jp/to_supporter/supporter-course/