第5回全国研修会を北九州市で開催いたしました。6/22

去る6月22日(日)10:00~12:30、キリン福祉財団の26年度計画助成事業の一つである、一般社団法人日本多胎支援協会第5回全国研修会が北九州市八幡西生涯学習センター大会議室にて開かれました。

「つながろう!ふたご・みつごを安心して地域で産み育てるために」とのテーマのもと、元兵庫県尼崎市保健師で現在一般社団法人日本多胎支援協会理事の大岸弘子氏から「多胎家庭支援のポイント」との題で講演いただきました。

大岸氏は保健師として在職中に双子を出産したことから全国で初めて双子の母親教室を尼崎市で開催した経歴をお持ちで、専門職と当事者両方の視点から多胎家庭支援を見てこられています。

そうした経験から多胎家庭支援のポイントについてを冊子「ふたごの子育て~多胎の赤ちゃんとその家族のために~」の内容と照らし合わせながら、多胎妊婦や親への言葉かけや観察の仕方などを専門職に向けて、時には自身の体験したエピソードなども交えて話されました。

また当事者に向けては、専門職にどのように自身の現状を話せばいいのかなど具体的な場面と合わせて話され、参加者からは大きなうなずきや記録する様子が見られました。今現在兵庫県下をはじめ色々な地域で専門職には多胎支援のアドバイザーをされ、当事者とも数多く接し多胎支援活動をしておられるからこその経験談や指導のポイントを聞くことができました。

次に特定非営利活動法人ぎふ多胎ネット理事長の糸井川誠子氏からは「地域ネットワークによる切れ目のない支援」と題し、実際にぎふ多胎ネットが行っている活動の解説や必要性、当事者のニーズなどを講演されました。

妊娠中から多胎家族と交流することや色々な場面で多胎家庭をフォローしピアサポートすることで、子育てへの負担感を軽くすることにつながっていると感じました。

妊娠から出産、そして子育てと切れ目のない支援の必要性を実感しました。

指定発言では北九州市のエンゼル病院の助産師さんらが病院が独自で行っている多胎家庭への支援活動について発表されました。

個人病院が多胎家庭に対してきめ細かな対応を考え実行しておられることを知り、多胎児を育てたものとしてありがたく心強く感じました。病院に通われる方だけにとどまらずその支援の輪を行政とも連携して広げられる道を模索している、と話されました。

こうした理解者の存在を知ることで当事者はどれだけ励まされることかと思い、これからも末長くご支援いただけることを祈らずにはいられませんでした。

意見交換の場では、当事者の方々が自身の体験や思いを涙ながらに話される場面もあり、聞いているものまでもが思わず涙がこぼしていました。

多胎家庭のみなが、子育ては大変だけれど、周りの支えでこうしてがんばってこられた。そんな風に笑顔で語れる日が訪れることを切に願わずにはいられない、そんな一日になりました。