「妊娠期からの多胎ファミリー教室」報告(仙台市、高槻市)16.11.05、12.3

妊娠期からの多胎ファミリー教室in宮城県仙台市
11月5日、仙台赤十字病院で多胎ファミリー教室をみやぎ多胎ネットの皆さんと一緒に開催しました。

みやぎ多胎ネットの塩野先生(宮城大学、助産師)が多胎の妊娠・出産について、地域の保健師さんが社会資源についての講義をしてくださり、その後、先輩パパママとの交流会という内容でした。

当日の飛び込み含め18組35人(ママ18、パパ15、祖母2)の参加があり大盛況でした。会場が日赤だったこともあり、入院中の妊婦さん家族も参加できました。
入院中の妊婦さんは「一人で悶々としていたけど世界が広がりました。やっていけそう、と思いました。」と言って帰られました。
また最初「こんなに大勢?何を話していいか、、」と言っていた先輩パパも帰りには「すっごく楽しかったです!自分の経験が役に立つとは思わなかった。またやるなら是非呼んでください!」と言ってみえました。


パパグループの盛り上がりは大変なもので「おやじの会を作ろう」という声まで出ていたそうです。

先輩ママはアンケートに「先輩ママとして少しでも力になれたらと思っていましたが私自身が勉強になった部分も多く、またこうしたネットワークに協力できたらと思いました」と書いておられました。
また保健師さんや助産師さん、子育て支援センターの方も参加してくださっていました。保健師さんはアンケートに「行政、医療、地域の連携を具体的にしていくこと、トータルサポートが大切。」と書いておられました。
参加者さんが来た時とは別人のように、みなさん明るい顔で帰られたのが印象的でした。
みやぎの皆様のお陰で本当に温かい時間となりました。

チラシ→ http://jambanews.web.fc2.com/20161105miyagifamily.pdf

妊娠期からの多胎ファミリー教室in大阪府高槻市
12月3日、高槻市子育て総合支援センターカンガルーの森にて、おおさか多胎ネットのご協力で多胎ファミリー教室を開催致しました。

参加9組と会場いっぱいの人数となり盛会にできたことは、おおさかの方々のご協力の賜物です。

最初の講義「多胎の妊娠出産の基礎知識」をご担当くださった助産師の増田先生は20歳の1卵双子のお嬢さんのママ。ご自分の経験も随所にはさみながら、具体的にわかりやすくお話くださいました。
次に高槻市保健師さんによる地域の社会資源の紹介がありました。高槻市では産前産後ママサポートという事業として妊娠に5回、産後に20回まで1回2時間単位でヘルパーさんを無料で派遣する制度があるとのこと。その申し込み用紙をその場で配って「今書いてもらって今日、私に出していただければ申し込み完了です」という心配りは、とても今年保健師になったばかりとは思えませんでした。指導者として府立母子センターにおられた保健師さんも来てくださっていて、地域にこんな頼りになる方々がおられるのは心強いと思いました。

その後、先輩ママ先輩パパが体験談を話してくださって、最後にそれぞれグループ交流会をしました。
パパグループは「ママの機嫌の取り方」「経済的不安」があがったそうで、パパならではの不安を共有する機会の大切さを痛感したというスタッフや行政の方々の声が聞かれました。

アンケートにも「多胎の情報が得られてよかった」「生の声が聞けてよかった」という声が多く寄せられましたし、「今後の相談先」にほとんどの方が「多胎ネット」と「保健センター」を挙げておられました。
また保健師さんからは「こんなに赤裸々に本音が聴ける機会はめったにない。特にパパの生の声が聞けたのはすごく良かった。貴重な経験ができた。」と言われました。
チラシ→ http://jambanews.web.fc2.com/20161203osakafamily.pdf

 

今年度、仙台と大阪で多胎ファミリー教室を開催しましたが、当事者、多胎支援者、医療、行政が結びつく機会となり、地域の多胎支援のボトムアップとして有効な事業だと実感しています。また先輩パパママのような当事者を支援者としてエンパワメントすることもできる事業だと感じました。
全国で多胎ファミリー教室が開催される日を目指して今後も地道に続けていきたいと思います。

(糸井川誠子:JAMBA理事)