双子ベビーカーと公共のバスについて

多胎世帯が外出困難となる一因に、そもそも外出手段が限られるという問題があります。乳児を連れての外出の場合、母親は子供たちだけではなく様々な子ども用の荷物と共に移動しなければなりません。複数人分の荷物をもって移動する場合、双子用のベビーカーは非常に心強い味方です。

ただし双子用ベビーカーは、(種類にもよりますが)車椅子よりも大きなサイズになるものもあります。家庭の乗用車に載せる場合にも工夫が必要となり、小型のタクシーではトランクに載せられないケースもあります。この大きさの問題は、公共交通機関を利用する場合に様々な制約となり、私たち多胎家庭を悩ませています。

そんな中、バス運行事業者の皆様は、公共交通の安全性確保を優先しつつ、非常に真摯な姿勢で双子ベビーカーの利便性に向き合って下さっています。事業者の皆さまのお心配りとご助力に感謝いたします。

しかしながら双子ベビーカーのバスの利用については様々な事情により、乗車の可否について画一的な対応は出来ない状況です。バスの車体やドアの大きさ、車内レイアウトはまちまちで、前乗りか後乗りか、また混雑時か比較的空いている時間帯か、双子ベビーカーはタテ型かヨコ型かなどによっても状況は異なります。何よりバスの運転士さんにとっては、全ての乗客に対する安全配慮が最優先されます。

先頃、一般社団法人あいち多胎ネット(事務局・名古屋市)が「双子ベビーカーのバス利用」について、「研修」として名古屋市交通局のご協力を得て検証したレポートを公開されています。
https://aichi-tatai.net/img/file19.pdf (PDFファイル)

移動の手段としてバスを使わざるを得ない場合、どうしたらいいのか。生活している地域の実情に合わせた、冷静な一つの見方を示してくれています。私たち日本多胎支援協会も、あいち多胎ネットのレポートを支持しています。

どうぞ、上記のあいち多胎ネットのレポートをご覧ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。