多胎育児中のご家庭の皆様、保健・医療・行政関係者の皆様へ(COVID-19に関する声明)

今、日本は、世界は、新型コロナウイルス感染拡大、医療の崩壊、経済の破綻をきたさないための戦いに挑んでいます。

多胎育児中のご家庭においても、感染を防ぐために外出を自粛し、限られた環境のなかで制限された生活を送っておられると思います。特に小さな多胎のお子様たちの子育てに奮闘しておられるご家族では、これまで以上に心身への負担が増えているだろうと想像します。3つの密(密集、密閉、密接)を避けて過ごす工夫については、様々なところで配信されていますので、家庭の状況に応じて取り入れて、どうぞ安全に過ごしくてださい。でも、いっぱいいっぱいになられたときは、ぜひ「助けてほしい」と伝えてください。

一方で、日頃多胎家庭など子育て家庭を温かく見守り、支え、お心を寄せてくださっている支援者、保健医療専門職の方々におかれましては、通常の対面的な直接的支援に制限が設けられ、もどかしいお気持ちを抱いておられることと存じます。やむを得ない状況ではありますが、新型コロナ感染対策を何よりも優先させるという名目で、多胎家庭を含む困難を抱えている子育て家庭が放置されていないかと、わたしたちは危機感を抱いています。このような状況においても、配慮が必要な家庭への支援についての政策が今一度考えられ、実践されることを切に願います。

この厳しい局面の中で、多くの保健医療、行政の方々が工夫し、最善の方略を模索し、サービスを提供されておられることを見聞きする度、そのご努力に敬意を表します。そして、その努力の中で提案されたものについては、わたしたちも当事者の立場に立ち、その実践が促進されるように協力し、積極的に取り組みたいと思います。

一日も早く平穏の日々を取り戻せる時を心待ちにし、すべての皆様のご健康をお祈りいたします。

日本多胎支援協会 代表理事 布施晴美 および理事一同