今回は、今年創立20周年を迎え、記念講演会(お知らせは次号にて)も開催される
ツインスタークラブさんのご紹介です。
日本多胎支援協会では監査役も引き受けてくださっています 吉井一美さんにご紹介いただきます。
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ツインスタークラブは、今年創立20年を迎えます。
平成5年に双子の会として発足し、20年を経て現在は多胎育児サークル活動とともに
北九州多胎児の会ツインスタークラブとして多胎家族の支援活動を行っています。
初代メンバー7名からスタートし、現在は常時会員数50名前後
(卒業後はツインシニアとして緩く繋がっています)で活動しています。
発足当時は、同じ環境のママといることがただ嬉しくて安心できて常に共に活動を楽しんでいました。
そんな中で平成11年に社会福祉・医療事業団より助成金を受け、助成金事業で1年間走り続け、
その中で講演会等で多くの多胎児家族が支援を求めている事を知り、
冊子作製で自分たちの7年間を再確認し、それを伝えていくことの必要性を感じました。
そして大変だったこの1年がツインスターが支援活動へと進んでいくきっかけとなったのです。
それから13年、現在私たちは平成15年度から北九州市の助成金を受け支援活動を行っています。
年2回の多胎妊娠両親教室をはじめとし、
医療相談会、講演会等、サークルとしての定例活動と合わせるとかなりの活動内容になり、
各担当メンバーは大変です。
しかし当初より訴え続けてきた行政への協力要請も数年前より協働に向け少しずつ動きはじめ、
現在は行政より講演依頼がきたり、多胎妊娠両親教室にも市の保健師が研修に来てくれるようになり、
一歩前進かなと感じています。
1歩の前進までに要す時間、それまで維持し続けていくことがサークル活動の難しさだと感じます。
大きな活動をするときは瞬発力と充実感で進めますが、通常の地道な活動の時期をどう乗り切るか、
時代の変化に対応しながら後に続いてくれる人をどう育てられるかが今後のツインスターの課題です。
(吉井 一美:ツインスタークラブ代表)