1969年から2017年の49年間の、日本全体の多胎児出生率(多胎児の人数割合)は約1.5%でした。この数値より高いか低いかで都道府県を色塗りすると、下の日本地図が出てきます。
このうち、統計的に有意(フィッシャーの最小有意差法)な差があると言える県は新潟(有意水準1%)と、群馬・栃木(有意水準5%)の三県です。
※和歌山県は多胎出生率が低めではありますが、統計的に差がある程ではありません。
ただし、もともと日本は国際的にかなり低い多胎出生率です(日本に限らず、東アジア系は多卵性の多胎児出生率が低い)。世界的には極めて均質な出生率であるため、地域別での大きな差はないと考えられます。