2014/04/06「ツインズクラブ」(福岡県久留米市)

ツインズクラブは福岡県久留米市で、平成13年3月、多胎児の親の為の学習会に集まった20組の親子で発足しました。「双子、三つ子を持つママ友が欲しい。」という思いを大事に頑張り過ぎない多胎児育児を目指しています。

活動の内容は、

★毎月1回の定例会(第3木曜日)ママ同士気軽なお喋りを中心に保健師による身体計測会、保育士の先生と遊ぶ等★季節の休日イベント(春のフリーマーケット、夏のツインズフェスティバル、冬のクリスマス会、遠足等)
★会報の発行(年3回)
★ママだけランチ・ビアガーデン等。

ツインズクラブの特徴は、久留米市保健所と協力体制がとれていること。毎月定例会の活動報告書を保健所に送り、情報を共有。サークル活動に年に6回(平日)は、保健師さんも参加してくれ、身体計測や学習会を開いています。 ここ数年働く母親の会員が増加、スタッフ自身も仕事がある為、年間計画に合わせて、交代で定例会に参加するなど、負担になりすぎずないように配慮しています。

今年2月23日(日曜)には、ひょうご多胎ネット代表の天羽千恵子さんを講師にお迎えし、多胎児フォーラムを保健所と共催で開催しました。

第1部では、天羽さんの双子を含む3姉妹の子育てから、多胎児育児支援の必要性の話を伺いました。
多胎妊娠は流産や早産が多いこと、小さく生まれた双子の場合、授乳に時間がかかり、睡眠不足でフラフラ、次第に精神的に追いつめられたこと、上の子がいるお蔭で、季節の移り変わりを辛うじて感じていたこと等、多胎児の親として自らも体験したことと重なり涙する参加者が多かったです。

第2部では、8つのグループに分かれ、久留米市における多胎児育児支援について考えました。
今回、保健師、助産師、保育士、教諭、市職員、市議会議員等支援者側の参加が26名あり、当事者と一緒に多胎児育児支援のあり方について考える機会が持てました。
支援者側から、多胎児親からの意見・要望・問題などたくさん聞けてとてもよかった。これからの取り組みの参考にさせて頂きたいという力強い回答も得ることができました。

子育ては何歳になってもその年齢に応じた悩みが次々に現れてきます。 親の年齢も、職業も、子どもの年齢もバラバラの会員同士ですが、多胎児を育てる仲間であるという共通点【ご縁】を大事にこれからも楽しく活動していきたいと思います。

(村井麻木 福岡県久留米市ツインズクラブ )