2014年11月7日、鹿児島市東部親子つどいの広場なかまっち(鹿児島市中町)で、鹿児島市では初となる多胎児サークルリーダーのつどいが開催されました。
鹿児島市には現在4つの多胎児サークルがあり、それぞれで活動していますが、この日は普段、サークルを支援している「子育て支援センターはらっぱ」(「なかまっち」と同じ社福法人川上会ふじヶ丘保育園が母体団体)の呼びかけで、4つの多胎児サークルのリーダー9人と保健師さん1人が集まり、初めて託児付きの会合が開かれました。
日本多胎支援協会からは、講演者として糸井川、アドバイザーとして田中が参加しました。また、実践報告者として九州の久留米からサークルリーダーの村井麻木さんにも来ていただきました。
初めに糸井川から『小さな一歩から~「あったらいいな」を形にして自助から支援へ』と題して、多胎児サークル「みどふぁど」が支援を始めるまでの経緯をお話させていただきました。
一足飛びに今の「ぎふ多胎ネット」になったわけではなく、自分たちの「こんなの欲しい!」というシステムや取り組みを実現していくうちに、自然な形で自助サークルが支援団体へと発展して行ったこと、基本には「みんなでやっていて楽しい!」があることを具体的な取り組みを紹介しながらお話しました。次に久留米ツインズクラブの村井麻木さんから、現在サークルでどのような取り組みや活動をしているかをご紹介いただきました。
岐阜県での様子を講演で聞き、久留米の具体的な会の写真を見ると、サークルリーダーさんたちの目がキラキラ。
「どんなことを、みんなでやりたい?」と水を向けると即座に一人のママが「託児付きおしゃべり会!」。
その声にサークルリーダーさんたちは全員、うんうん!と頷き、「今日、初めはすごく心配だったけど、今、子どものこと忘れてた」「集中して話せるってすごくワクワクしてスッキリする」「頭が整理して話せる」「みんな、顔は見たことあったけど、なかなか子連れだと話ができなかった」「こういうことがしたかったんだって気づいた」「繋がりあいたい」「みんなでいろんなことしたい」と次々に思いが溢れ出てきました。
短いリーダー会はここでタイムアップしましたが、その後のランチタイムも「託児付きおしゃべり会」を実現したいと、熱く語り合うリーダーさんたち。新しいスタートにわくわくしている様子に、こちらもとても嬉しくなりました。
この会は、社福法人川上福祉会ふじヶ丘保育園の園長先生のご理解、「なかまっち」や「はらっぱ」のスタッフの皆さんの大きなご協力があって実現した会でした。日程の配慮、会場の設営、託児の手配、講師の招聘など、さまざまな周囲のサポートがあったことで、サークルリーダーの会が開催できたのです。
この会によってエンパワーされたリーダーは、それぞれのサークルで、ツインズファミリーをエンパワーしていくことでしょう。また、今後はここで出会った支援者のネットワークづくりも進むのではないかと思います。
鹿児島市の多胎育児支援にとって大きな一歩に立ち会えた喜びと共に、ご理解ご協力いただきバックアップしてくださった皆さんに、深く感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。
(糸井川誠子:JAMBA理事)
♡この日の午後、続いてJAMBA主催の「ツインズファミリー、子育てひろばにWelcome!研修会2014 in 鹿児島」が開かれました。
その様子はこちら → 研修会②