11月28日土曜日、岡山県総社市の子育てひろば「ぴよこっこ」にて多胎ファミリー教室が開催されました。
このひろばはショッピングセンター内に常設されていて、今回の協力団体である「きよね夢てらす子育て応援こっこ」さんが運営しておられます。
ショッピングセンター内のため、土曜日のこの日も朝からたくさんの親子が遊びに来ていました。ママがお買い物の間、パパと一緒に遊んでいる姿も何人か見られました。ここで先輩パパママのお子さんもスタッフさんに同室託児をしてもらって安心して教室に参加することができました。
ひろばの一角で10時からスタートした多胎ファミリー教室。申し込みは1組と少なかったのですが妊婦さんだけでなく、おばあちゃんが「ふたごのことは分からないから、いろいろと教えてほしい」と一緒に参加してくださいました。
初めに岡山成人病センターの助産師で「こっこ」さんのスタッフでもある伊藤助産師さんから多胎妊娠と単胎妊娠の違い、多胎妊婦さんの体がどうなっていくのか、多胎妊娠中の過ごし方、マイナートラブルの原因と対策などについて説明があり、参加者さんはメモを取りながら熱心に聞いていました。
次に地域の保健師さんから保育サポートや電話相談など利用できそうな社会資源の説明があり、参加者さんも出産後、安心して生活できるイメージを持ってもらえました。
最後の先輩パパママとの交流会では参加者さんの質問に先輩パパママから具体的に答えてもらえ、「体験者の話が聞けて良かった」と参加者さんも安心した様子でした。
今回の開催にあたり、協力団体の「こっこ」さんには本当にお世話になりました。これをきっかけに近隣とも多胎支援の輪が広がっていくといいなと思います。
当日、先輩ママとして参加してくださったお二人のふたごママに感想を書いていただきました。
「私は、えぇ~から始まり何がいるの?とか何をして何をしたら駄目なの?とか知識もなく出産だったので、こういう講座が聞けてたらなぁ~と思います。
色々な体験談は心強いし、こんなんでもいいんだ!ちゃんと大きくなってるんだ!って他の人の考えや、やり方が聞けるだけで楽になります。また機会があれば参加したいです。」
「多胎妊娠は妊娠中も大変ですが生まれてからの方が体力的にも精神的にも何倍も大変だと思います。そういうなかで今回のファミリー教室のように妊娠中に医療関係者や多胎妊娠経験者、自治体でサポートしてくれる人達と交流がもてるというのは妊婦さんにとって本当に心強いと思いました。このような活動がもっと広がっていくといいなと思います。」
by 糸井川誠子:JAMBA理事