一般社団法人日本多胎支援協会は今年度、多胎ファミリー教室運営講座をこれまで3回実施致しました。受講者は、7月25日(土)と8月7日(土)が各7名、9月4日(土)が3名でした。
午前中は、①多胎の妊娠・出産の基礎知識、②多胎育児などについての講義、③「妊娠期からの多胎ファミリー教室の運営」について、実践例を示しながらの講義を行いました。午後は、ワークショップ「具体的な計画作り」、まとめ、質疑応答となっています。
7・8月の受講者は地域の多胎サークルに所属するママたちと支援者、9月の受講者は行政で働く保健師でした。
受講者の感想を見ると、「多胎妊娠・出産・育児の特徴」「妊娠期からの多胎ファミリー教室の意義・必要性の理解」「教室に必要なプログラムの理解」「教室運営時の注意点」「準備内容」については、概ね良好に理解が得られました。
ただし、今後どのように多胎ファミリー教室の開催につなげていくか、受講されたグループごとにいくつかの課題があり、「地域で必要な内容などアンケートをして絞っていきたい」「具体的に日程・講師などを決めていきたい」「行政でどのように事業化していくか」などがあがっています。
コロナ禍の今だからこそ、オンラインで多胎ファミリー教室が行われることの利点も生かし、実践につながるよう願いたいものです。
「多胎ファミリー教室運営講座」は今後、11月13日(土)、1月29日(土)に開催予定です。
(担当:佐藤、大高、糸井川、天羽、田中各理事)