それは、大きな病院で出産したのに、入院中も退院時にも、同時授乳について一度も話を聞かなかったとの母親の話を聞いた時です。
その母親は一人の児に対して、一日ミルクを8回、母乳3回。二人でミルク16回、母乳6回、同時授乳しないで育てていました。
朝方4時間、祖母の手助けがあり、継続して4時間弱睡眠は取れていましたが、母親の表情は硬く、左腕が痛むとのことでした。
私が出産した30数年前は、同時授乳の指導など、ほとんどない時代でしたが、今は、同時授乳の指導を入院中または退院時に受けているとばかり思っていましたので、ショックでした。
母親の疲労軽減、睡眠確保、不安感の軽減、ひいては虐待予防の為にも、同時授乳の普及は大切だと思います。
母子健康手帳交付時の保健師の面接指導時、出産病院での助産師、看護師の授乳指導の中に「ふたごの同時授乳方法」をぜひ指導してほしいと思います。
JAMBA理事(保健師)