ふたご・みつごの妊娠・出産・子育てと子ども自身のために

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幼稚園~学童期の情報

1.クラス分け問題

多胎児を同じクラスにするか、それとも別のクラスにするか。近年は学校によっては、入学前やクラス編成期に親の意向を尋ねてくれる学校も増えてきました。有難いことですが、親にとっても悩ましい問題です。

2.学校の準備や生活

ふたごの子どもたちが小学校に入学される際には、同じものを揃える必要がありますが、ふたごであってもそれぞれの個性を見てあげると良いですね。名前を二人分書くのは大変ですが、お名前シールなどの工夫も取り入れ、それぞれの趣味や好きなものも一緒に考えてみましょう。

さらに、持ち物の管理も重要なポイントです。同じものを持った際に区別が付かなくなる事を想定して、名前だけではなく目印をつけておくなどの工夫も良いでしょう。また、同じ持ち物の管理ができるように、収納の工夫を行うことも大切です。

そして、周囲の理解と協力も時には必要になるかもしれません。双子であることを先生や友達に伝え、理解と協力を得られるようにするのも一つです。どちらが兄、姉か、妹、弟かは、周囲からの問いかけや認識によって、その多くが学校の中で形成されていきます。ふたごだけれども一人の個としてみてほしい、と事前に学校へ伝えておくことも良いでしょう。その際、同じものを持ちたがる気持ちなどを説明しておくと、よりスムーズかもしれません。

3.学校行事への対応

ふたご家庭にとって、特に運動会は大変だったという声をよく聞きます。二人が同時に出演するダンスの撮影場所の確保や、移動の激しい競技での見分け方に苦労するようです。小学校では子どもたちひとりひとりの詳細な位置情報が事前に提供されないことが多いため、保護者や友人同士で協力し、撮影を分担するなどの工夫もいいかもしれません。また、子どもたちに、目立つ色や蛍光色のリボンや靴下、靴を着用させることで、子どもたちを見分けやすく、見つけやすくするアイデアもおすすめです。学校行事の写真対策としては自分がPTAの広報委員になったり、委員の方々と仲良くなるのも一つの手です。

また、運動会だけでなく保護者会などでも、ふたご家庭ならではの悩みが生じます。保護者一人での参加は、同学年でクラスが異なるとどちらのクラスに先に参加するのかを決めなければなりません。前半、後半で分けたり、参加できないクラスの保護者の友人に情報提供を依頼するなどの工夫をしている家庭もあります。きょうだい児のいるご家庭では地域のファミリーサポートなどに預けて参加すると、子どもたちは保護者を独占できたような気持ちになるようです。

行事への対応は学校においてそれぞれ異なりますので、困った際には先生に相談してみましょう。