我が家の双子は高校受験を迎え、このエッセイを執筆中である1月は、最終追い込みの時期にあたります。今日のエッセイでは、「子供たちの学力」と「親の役割」の2つに分けて、この受験期の我が家について、感じたままをお話ししたいと思います。
まずは、当事者である双子について。男の子同士の二卵性双生児の彼ら。いまだに取っ組み合いの喧嘩もしますが、価値観が近いからか、阿吽(あうん)の呼吸で通じ合う気楽さもあり、親から見ていても本当に仲の良い二人だと常々思います。 幼い頃は手がかかり、本当に大変だったことしか思い起こせませんが、小学生に入ってからは互いに協力し合う姿が見られるようになり、私が仕事で忙しいときも助けられたように思います。
二人は同じことに興味関心を持つのですが、理解の仕方が異なりました。Aくんがスッと理解できることもBくんは苦戦したり、別の教科になると全く逆のことが起こったり。元々、双子を比較して育てることはしたくなかったので、私自身が「それぞれ理解のプロセスが違うのだ」ということを学ぶきっかけになりました。 それからは、それぞれの特性に応じた関わり方や提案をするようにしています。中学生になってもその特徴は顕著で、自分が理解できたことを、まだ理解できていない相方へ「クイズ」というかたちで問題を出し合って教え合うなど、結局は自然と二人で高め合っているようです。
では次に、親の役割はというと、結局は「体調管理」と「お金のこと」だけになりました。我が家はタブレット学習で中2まで進んできたので、通塾は中3(中2の2月)からのスタートです。中2の頃、近所にある大手塾の無料公開テストに参加した際、本人たちが「この塾へ行きたい」と言うので手続きをしました。
手続きの際、後から追加の支払い請求が次々と来るのが怖かった私は、事前に年間で総額いくらかかるのかを塾へ確認しました。提示された金額は、兄弟割引などあるわけもなく、二人分の合計を目の当たりにすると、どうしようもない出費だとわかっていても家計へのインパクトは凄まじいものでした。そんな中、自治体の助成制度には本当に助けられました。
あとは、夜更かしをしないように「12時までには寝なさい」と言い続けたり、自宅で温かい食事をとれるようにしたりと、生活のリズムを整えることくらいです。 とにかく親ができることなどほとんどなくて、結局は「本人がどうしたいか」でしかないのだと思うのです。
このエッセイが出る頃には、双子の進路も決定しているでしょうか。どのような結果であれ、彼らの行く道は明るいですし、大いに人生を楽しんでもらいたいと思います。
中原美智子
中3双子男子

